いのっち(inopon4372)です!
今回はソーシャルレンディング業界大手の1つ、SBIソーシャルレンディングに登録して実際に案件に出資してみました。
手順やSBIソーシャルレンディング自体と案件の特徴、やってみてわかったことをお伝えします。
結論から言うとmaneoと並び信用度が高く、これからソーシャルレンディングを始めるなら登録しておいた方がいい事業者の1つです。
なおソーシャルレンディングは案件と事業者リスクがあるので分散投資をオススメします。万が一事業者の不祥事があると投資金の返却可能性は低いからです。
ソーシャルレンディング事業者の正しい選び方は以下の記事をチェックしてみてください。事業社はたくさんありますが稼ぎやすい会社は限られ、選び方にコツがあります。
⇒ソーシャルレンディング事業者の選び方。違いと比較のポイント
SBIソーシャルレンディングへ会員の新規登録・口座開設手順
公式サイトから新規登録(無料)をクリック
メールアドレス、ログインID、パスワードを登録する
登録メールアドレスにメールが届くので記載されたURLをクリック
投資家登録へ進む
投資家適合性をチェックする。終わったら次へ
個人情報と勤務先情報を入力する
→勤務先情報は個人事業主/自営業の場合無しでも進める
金融機関情報を入力する
入力内容を確認し登録
SBIソーシャルレンディングへ本人確認書類、マイナンバー、銀行口座確認画像の提出
本人様確認のため本人確認書類とマイナンバーと銀行確認口座の画像をアップロードします。
◆本人確認書類
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード「表面」(顔写真面)
- パスポート(顔写真面と住所記載面)
- 住民票(発行後6ヶ月以内)
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
上記のいずれか1点。
◆マイナンバー
- マイナンバーカード「裏面」(マイナンバー記載面)
- マイナンバー通知カード(最新の住所に更新されてる必要あり)
- 住民票(発行後6ヶ月以内 /マイナンバー付き)
上記のいずれか1点。
ちなみに自分はマイナンバー通知カードを最新の住所に変更してなかったため、区役所に変更手続きに行きました。
◆銀行口座確認画像
以下のすべての情報が表示された登録銀行口座の預金通帳またはキャッシュカードが必要です。
ネットバンク等で通帳もカードもない場合は、対象銀行のWebサイトへログイン後の口座情報の画面キャプチャが必要です。
※自身の名義の銀行口座に限る
- 銀行名
- 預金名義
- 支店番号または支店名
- 口座番号
自分の場合楽天銀行のオンラインバンキングで通帳もカードもないため、ログイン後のキャプチャ画像を提出しました。
ここまでで本人確認情報の提出は完了です。
あとはSBIソーシャルレンディング側で確認が終わるとはがきが送られてるので記載の本人確認キーを入力して手続き完了です。
(2,3営業日で来る)
SBIソーシャルレンディングのファンドへの投資方法
やることは以下です。
- ファンドを選ぶ
- ファンドの出資へ申し込む
- 指定口座に出資額を入金する
maneoと違ってデジポットへ入金→そこから各案件へ必要額を入金の形ではなく、直接必要額だけ案件に入金する形になります。
SBIソーシャルレンディングの不動産ファンドへ10万円入金してみた
登録後SBIソーシャルレンディングのファンドをいろいろ見て見ました。そこで分かったのがSBIソーシャルレンディングの案件は人気すぎて募集金額上限にすぐ達するということです。
自分が見た時は入金できる案件は2つしかなかったです。
例えば最初以下のファンドへ投資しようとしました。
予定年間利回り:6.5%
運用期間:約12ヶ月
担保:あり
募集総額が3億ほどだったのですが、それに対する担保が不動産物件で評価額は4億円。
担保の評価額に対し募集総額が占める割合を担保余力評価総額といいます。%が低ければ貸し倒れの際の返済に余力がある、ということです。逆に100%以上だと担保を売ったお金でも返済しきれないということになります。
で、対象ファンド担保余力評価総額は73%で、これなら大丈夫そう!って思いました。が、ギリギリで募集終了したらしく申し込めず。
SBIソーシャルレンディングは証券ファンド以外にも不動産や海外へのローンファンドも扱っている。
で残ってた2つのファンドの1つが以下のものです。
予定運用利回り (年利) 10.00%
ロールオーバーする可能性が非常に高くなっています。
担保 無担保
運用利回りは何と10%で魅力的です。ただ海外ファンドで無担保です。だからこその高利回りでしょう。さらにこの案件を選ぶと
「この案件なはロールオーバー率が非常に高くなっているファンドです」
と表示されました。
SBIソーシャルレンディングのロールオーバーとは
ロールオーバーとは、出資の募集期間の終了後に、投資家の出資金に余剰資金が生じることが確認できた場合に、その時点で募集を行う予定の同種のファンドについて匿名組合契約が新たに締結されたものとして、その余剰資金が当該ファンドへの出資に充てられることをさします。
また、出資募集期間終了後には余剰資金が生じなかったものの、貸付実行期間終了後に余剰資金が生じることが確認できた場合にも、同様に、その時点で募集を行う予定の同種のファンドにロールオーバーされます。
つまり余剰資金が出てしまった場合、余ったお金は同種の別ファンドに自動的に投資される、ということです。
- 募集が終わってみたら募集金額より事業に必要なお金が少なくて余った
- 実際に事業を運営してみたらお金が余った
このパターンですね。無担保なのとロールオーバーの可能性があったので海外ファンドはやめときました。
運用利回り3%前後の不動産ローンファンドへ10万円出資
で残ったのが不動産ローンファンドでした。
予定運用利回り (年利)3.2~4.7%
投資期間14ヶ月
ざっくりこんな感じ。とりあえず10万円出資しました。やり方は以下です。
出資申込→各種ローンファンドを選ぶ→案件を選ぶ→詳細を確認する→出資申込をする
出資申し込みした案件は『投資情報→投資登録一覧』から確認できます。(この時点ではまだ未入金の状態)
マイページのメールボックスに「出資金送金のお願い」というタイトルでメールが届くので、記載の送金先に入金します。
これで出資完了です。
SBIソーシャルレンディング側で入金が確認できると、「投資登録一覧」のステータスが「投資予約済(入金済)」になります。
SBIソーシャルレンディングの事業者・ソーシャルレンディング案件の特徴について
特徴 | 詳細 |
---|---|
案件のジャンル傾向 | ローン事業、カンボジア支援 |
運用利回り | 4%~10% |
期間 | 12ヶ月前後が多い |
案件数と申込みやすさ | 少ない、またすぐ埋まる |
担保・保証 | ローン事業は不動産担保有りの案件多し。カンボジア支援は無担保 |
SBIソーシャルレンディングの案件は大きく分けて2つあり、不動産担保付きローン事業とカンボジア支援です。
ローン事業は運用利回り4%前後と平均より低めですが担保付きで実績もある。カンボジア支援は運用利回り10%と高めですが無担保でリスクもあります。
- 証券担保ローンファンド→運用利回り2%、利回りは低めだが非常に手堅い
- 不動産担保ローン事業者ファンド→運用利回り4~6%が多く安定している
- カンボジア技能実習生支援ローンファンド→運用利回り10%の高利回り、ただし無担保が多い
- その他上記に当てはまらないオーダーメード型ローンファンド→運用利回り7%前後
SBIグループならではの証券系、不動産系があり、珍しいものとしてカンボジア技能実習生支援ローンファンドを扱っています。
また上記に当てはまらないカスタマイズ案件をオーダーメイド型として公開しています。例えばメガソーラーブリッジローンファンド、つまり太陽光発電事業の運営資金調達の案件など変わったものがあります。
SBIグループのイメージから連想できると思いますが、硬い案件が多いです。ちゃんと審査してる。過去のファンド実績が見れるのですがデフォルト(債務不履行)は1件もありません。
カンボジア技能実習生支援ローンファンドだけ延滞中が少しありますが、こちらも無担保ながらデフォルトはなく、確度の高いファンドが多いと言えます。
他にSBIソーシャルレンディングに投資している人に選んだ理由を聞くと「社会的信用度があるから」という人が多かったです。
SBIソーシャルレンディングの評判や口コミ
SBIソーシャルレンディングのファンドに実際に投資した人に評判や口コミを聞いてみました。
ラッキーバンクは年間利息が10%と高いことが魅力的で投資していましたが、先般証券取引等監視委員会から勧告を受けていたのでしばらくは新規で投資はしないつもりです。
このことに象徴されるように、ソーシャルレンディング会信用度という観点で言えば全面的に信頼することはできません。そうすると残った会社がSBIだったとうことです。
一番気にしているのは安全性ですね。みんなのクレジットやラッキーバンクの行政処分を知っている人が多く、ファンドの安全性もそうですが、ソーシャルレンディング事業者自体の安全性も重視します。
【関連記事】【事件まとめ】ソーシャルレンディングの行政処分・業務停止、みんなのクレジット、ラッキーバンク、クラウドバンク
- 一番有名で安全なのではないかと考えた
- 貸倒れの件数が0で、各種手数料も無料だったので選びました。
- 株式投資で利用して実績のある金融機関であったため
- 住信SBI銀行の口座を以前から持っていたからです。その流れで、こちらを利用する事となりました
知名度や貸し倒れなしの実績、信用度からSBIソーシャルレンディングを選ぶ人が多いです。
投資してみて分かったSBIソーシャルレンディングのメリット・デメリット
実際やってみた感想です。
- 大手のソーシャルレンディング会社なので案件がすぐ埋まる(maneoと比べると常時案件が少なめ)
- 運用期間は1年以上の期間が多い(半年とか1ヶ月は少ない)
- 証券担保ローンファンドも扱っている。運用利回りは一律2%
- 運用利回り5%前後の手堅い案件から、運用利回り10%のカンボジア技能実習生支援案件と高利回りもある
- 過去デフォルト(債務不履行)したファンドは無く、実績もあり信用度が高い
結構固めの案件が多い気がします。おそらく親会社が証券会社だから審査条件を絞っているのではないでしょうか。
ただ唯一のデメリットとして良い案件が多いのですがとにかく募集が一瞬で埋まります。
2018年4月20日。この日の午前10時にメガソーラーブリッジローンファンドの募集が開始されたのですが、その日の13時には募集金額に達して募集終了となっています。募集金額は4.5億円、予定運用利回り(年利)は7.0%だったのですが、本当にあっという間でした。
なのでSBIソーシャルレンディング以外のソーシャルレンディング事業にも登録しておいた方がいいです。投資先の事業者は分散しておいたほうがいいですし。おすすめはmaneo(マネオ)とOwnersBook(オーナーズブック)です。
【関連記事】【初心者向け始め方】ソーシャルレンディング会社のおすすめ比較!
SBIソーシャルレンディングは登録しておきたいソーシャルレンディング事業者の1つ
SBIソーシャルレンディングにしかない案件が多く登録だけでもしておいたほうがいいでしょう。
申込みから完了まで時間がかかりますしね。
maneoには無い案件もあるのでSBIソーシャルレンディングは間違いなく登録しておきたいソーシャルレンディング事業者の1つです。
ファンドの募集を見てから申込をかけても間違いなく間に合わないので、ひとまず投資家登録だけ完了させておいたほうがいいです。
なおソーシャルレンディングは案件と事業者リスクがあるので分散投資をオススメします。万が一事業者の不祥事があると投資金の返却可能性は低いからです。
ソーシャルレンディング事業者の正しい選び方は以下の記事をチェックしてみてください。事業社はたくさんありますが稼ぎやすい会社は限られ、選び方にコツがあります。