ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディング事業者クラウドバンクを徹底解説。手数料や貸し倒れリスク、特徴について

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クラウドバンクとは

クラウドバンクは、日本クラウド証券が運営するソーシャルレンディングサイトです。

これまでの累計募集金額は300億円を突破しており、これは国内のソーシャルレンディング事業者ではmaneo、そしてSBIソーシャルレンディングに次ぐ第3位の実績を持っています。

一方で2015年と2017年に2度の行政処分を受けたという経歴もあります。

現在は金融庁からの行政処分を2度も受けながら、クラウドバンクを選ぶ人も多いです。

なぜ実績を築き上げることができたのか。クラウドバンクの特徴やメリット、そして利回りなどについてここでは迫ってみます。

なおソーシャルレンディングは案件と事業者リスクがあるので分散投資をオススメします。万が一事業者の不祥事があると投資金の返却可能性は低いからです。

ソーシャルレンディング事業者の正しい選び方は以下の記事をチェックしてみてください。事業社はたくさんありますが稼ぎやすい会社は限られ、選び方にコツがあります。

ソーシャルレンディング事業者の選び方。違いと比較のポイント

クラウドバンクの特徴

まずクラウドバンクが投資家に提供している案件の特徴を見てみましょう。

案件数と申し込みやすさ

クラウドバンクの案件は大変豊富であり、累計の案件数は4,800件を突破。募集金額は300億円以上。そしてそのうちの220億円分の案件はすでに運用が終了しています。

案件の運用期間を見てみると4ヶ月や6ヶ月など1年未満の運用期間が短い短期案件が多いです。長期運用リスクを避けたいという人にとっては使いやすいですね。

また募集開始後一瞬で投資金額の上限まで達することも少ないため、自分が投資したいタイミングで案件を選びながら投資できる会社となっています。

案件の傾向

案件の傾向は主に二つに分かれます。一つは風力発電や太陽光発電など自然由来エネルギー開発案件への投資事業。もう一つは中小企業向けの融資案件となっています。

利回りはどちらも6%台中盤と大きくは変わりません。風力発電や太陽光発電などは発電した電力を国が買い取ってくれるため、事業としてのリスクは比較的低いと言えます。

中小企業向けの融資案件は、事業の成否そのもののリスクは決して低くはないですが、融資先企業の所有するビルなどの不動産を担保にとっているため、資金の回収性のリスクは低いと考えられます。

案件の収益性

案件の収益性はサイトのトップページでも表示されているように、運用利回りは平均で6.8%となっています。

ソーシャルレンディング会社の平均的な数字は7%台ですから、業界水準からするとやや低いと言えるかもしれません。

ただ同じように大手であるmaneoやSBIソーシャルレンディングも6%台の案件が多いため、事業者規模の大きな会社ほど利回りが低下する傾向にあるとも言えます。

案件は比較的運用期間が短いため、単純な収益性で考えれば不利になります。

ただし短期運用案件は市況の影響などを受けず、長期間資金を拘束されるリスクもないため、運用の柔軟性が高いというメリットも。

会社の規模が大きければ運用利回りと事業者リスクは低くなりますので、リスクをとるか利回りを取るのかの選択ですね。

案件の安全性

案件の安全性ですが中小事業者向け案件は不動産を担保に設定しているので、万が一貸し倒れが起きたときでも、全く融資金が回収できないことはないでしょう。

クラウドバンクは横浜市と提携しており、同市にある中小事業者向けの融資案件が多くなっています。横浜市は東京23区に次いで人気の高いエリアのため、不動産価値が一気に目減りすることはないでしょう。

一方で自然由来エネルギー開発案件ですが、融資フローを見ると日本クラウド証券の関連会社への融資となっています。そしてその関連会社が所有する事業の案件や債権を担保に設定しています。

担保を処分する形での資金回収については、関連企業が返済できなかった場合、「関連企業自体を売却することで投資家に資金を返済する」とクラウドバンクは表明しています。

幸いにこれまで貸し倒れが発生したことはありませんが、実際に貸し倒れが起こった時に本当に資金を回収できるのか、関連企業の購入先が見つかるのかといったリスクが存在します。

会社規模などの事業者リスク

クラウドバンクは社員数20名と、日本のソーシャルレンディング会社の中では一般的な規模です。

同社の大きな特徴としては第一種金融商品取扱業免許を取得している点です。そのため自己資金比率が第二種免許取得事業者よりも高い数字が求められます。また第二種免許取得事業者よりも多彩な事業を展開することができます。

その分金融庁の監視の目も厳しくなっています。さらに2度の行政処分を受けた経歴もあります。1度目の行政処分は2015年であり、なんと3ヶ月の営業停止処分という非常に厳しい内容でした。

しかしその後の同社は事業を再開しており、業界第3位の規模にまで成長を遂げています。1度目の行政処分を受けた時に経営陣を刷新して事業フローを立て直し、そして事業そのものの収益性の見直しなどを丁寧に行ったことで、現在の成功にこぎつけたのかもしれません。

2度目の行政処分に関しては情報の表記に間違いがあったなど、軽微なものであったため特に問題視はされていないようです。現在の事業者リスク、特に倒産リスクは比較的低いと言えるでしょう。

クラウドバンクの手数料

クラウドバンクの出金手数料は投資家にとって嬉しい事に完全無料です。出金単位は1,000円となっていますが、1000円以下しか引き出せる金額がないときでも、全額一括でしたら無料で出金が可能です。

入金手数料は投資家負担ですので、できるだけ無料で入金できる回数が多いネットバンクなどに口座を開設しておくと良いでしょう。

クラウドバンクは貸し倒れはあるのか?返済実績について

クラウドバンクは過去の案件を見ることはできますが、maneoのように全体の件数や運用実績の公開はしていません。

一応クラウドバンクでは貸し倒れ発生はないとされています。ただ遅延は何度か起きているようです。中小事業者向けの融資が多い影響でしょうか。

ただし累計300億円の募集金額ながら、すでに220億円はしっかりと返済を行っており、70億円以上の分配金の支払い実績があります。

返済遅延は起きたものの、これまで投資家の損失が発生したことはありません。

クラウドバンクのメリット

クラウドバンクのメリットは半年未満の短期&運用利回り6%台の安定案件が多いことです。

利回りだけ見れば旨味は少ないかもですが、案件の運用期間が短いため、多額の運用資金を短かめのサイクルで投資したい人向きです。

逆に手持ちの投資資金がない人にとっては運用期間が短く、利回りが低いため、高い利益が出ません。そのような人は長期運用で利回りが高い会社などに投資した方が良いです。

また第一種金融商品取扱業免許取得ならではの信用性に加え、中小企業向け融資と自然エネルギー開発という二つの事業に分散投資できるメリットもあります。

また利用可能な人は限定されますが、3つ目の大きなメリットとして未成年でも口座が開設できるという点があります。この特徴を利用すれば、お子さんのいる家庭で節税対策にもなります。

国民は誰でも38万円の基礎控除枠を持っています。それを活用してクラウドバンクで5歳のお子さん名義で口座を開設したとします。

ソーシャルレンディングは投資家への分配金は基本的に20%の源泉徴収が行われた上で振り込まれるため、利回り8%の案件に投資しても実質利回りは6.4%です。

しかし他に収入がないお子さんで、ソーシャルレンディングでの利益が38万円以内であれば、確定申告を行った際に源泉徴収された20%分の税金が戻ってきます。

クラウドバンクの利回り6%の案件に1年間500万円を投資したら、利益は30万円です。しかし実際に振り込まれる金額は源泉徴収後の24万円です。そこで確定申告を行えば源泉徴収された6万円分の税金が還付されます。

お子さんの生前贈与、また教育資金の運用などに利用できます。

クラウドバンクのデメリット

クラウドバンクのデメリットは平凡な案件が多いことです。利回りは平凡な数字であり、中小事業融資案件や太陽光発電などは他の会社も行っておりクラウドバンク特有案件は少ないです。

安定した運用先としての魅力はありますが、色々な事業に融資を分散したい、大きな利回りを出て行きたいなど、明確な目的をもっている人には魅力が薄いです。

ただ先ほど挙げたように未成年でも口座開設できるメリットがあるので、それを活用すればクラウドバンクならではの旨味も生まれてきます。

クラウドバンクは使うべきか?

クラウドバンクはパッとした案件がないながらも、業界3位の実績を積み重ねることに成功しているのは、やはり事業者としての信用性が高いという点に尽きるでしょう。

案件を見ると情報開示などもしっかりと行われており、案件の詳細について電話でも細かな説明を行ってくれます。

貸し倒れがない、利回りが高いなどのメリットを謳っていた他の行政処分を受けたソーシャルレンディング会社が営業再開できていないことを考えると無事立て直せたクラウドバンクはある意味実績があると言えます。

事業者リスクを何よりも懸念し、ソーシャルレンディング運営元が倒産して一気に投資資金を失いたくないのであれば、クラウドバンクやmaneo、SBIソーシャルレンディングといった知名度が高く、実績が豊富な会社を中心に投資していくと良いでしょう。

なおソーシャルレンディングは案件と事業者リスクがあるので分散投資をオススメします。万が一事業者の不祥事があると投資金の返却可能性は低いからです。

ソーシャルレンディング事業者の正しい選び方は以下の記事をチェックしてみてください。事業社はたくさんありますが稼ぎやすい会社は限られ、選び方にコツがあります。

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