maneo(マネオ)をご存知ですか?
maneoはソーシャルレンディング業界の中でも1番有名な会社です。
で、ソーシャルレンディングやりたいと思ってたところmaneoが主催で投資家向けソーシャルレンディングセミナーをやるとのことだったので参加してきました。
- ソーシャルレンディング自体の説明
- maneoの事業と案件の特徴
- プレリートファンドの事業と案件の特徴
- スマートレンドの事業と案件の特徴
こんな感じで各社の特徴・商品についての説明がありました。参加者は大体12人くらいいて年齢は40代以降が多く多分20代はいない、30代が自分含めちらほらと言った感じでした。
自分はソーシャルレンディングは詳しくなかったのですが、セミナー行ってかなり理解度が高まりました。凄いわかりやすかったです。
セミナー後、maneoに登録して試しに10万円投資してみました。
【関連記事】maneo(マネオ)に登録してファンドに10万円入金してみた!新規会員登録の方法と投資手順、メリット、デメリットを解説します。
【関連記事】【初心者向け始め方】ソーシャルレンディング会社のおすすめ比較!maneoやSBI、貸し倒れやトラブルが無い事業者はココ
なおソーシャルレンディングは案件と事業者リスクがあるので分散投資をオススメします。万が一事業者の不祥事があると投資金の返却可能性は低いからです。
ソーシャルレンディング事業者の正しい選び方は以下の記事をチェックしてみてください。事業社はたくさんありますが稼ぎやすい会社は限られ、選び方にコツがあります。
⇒ソーシャルレンディング事業者の選び方。違いと比較のポイント
maneoマーケットの加入事業者
maneoマーケット株式会社はソーシャルレンディングサービス営業者で一番有名なmaneoを運営している会社です。
maneoマーケットには実は複数のソーシャルレンディング営業者が所属しています。
- Pre REIT Fund(プレリートファンド)
- apple bank(アップルバンク)
- Cash Flow Finance(キャッシュフローファイナンス)
- SAKURA SOCIAL LENDING(サクラソーシャルレンディング)
- GreenInfraLending(グリーンインフラレンディング)
- AMERICAN FUNDING(アメリカンレンディング)
- SmartLend(スマートレンド)
- Crowd Lease(クラウドリース)
- GAIA FUNDING(ガイアファンディング)
- LC LENDING(LCレンディング)
上記がmaneoのサービス営業者一覧で、各ソーシャルレンディング営業者は単体でもソーシャルレンディング事業をやっています。
今回合同説明会に来てたのはプレリートファンドとスマートレンド、そして大元のmaneoでした。
なぜmaneo以外のソーシャルレンディングの会社がmaneoマーケットに参入してるのか
maneoの知名度を使うことで案件の信頼性、集金効率を上げられるからです。
→各社が案件を掲載しても中々お金集まらない
→maneoで掲載できれば集めやすい、投資家からの安心感がある。
→maneoとしては各ソーシャルレンディング事業者の得意とする案件を掲載することができる
maneoマーケット内の複数のソーシャルレンディング営業者からなる案件をmaneoではセレクトファンドと呼んでいます。
例えばmaneoとLC レンディングで1案件を掲載すると言った感じです。この場合maneoとLCレンディングそれぞれから申し込むことができ、運用利回りが異なるケースがあります。
maneo→6%
LCレンディング→7%
のような形ですね。基本はmaneoの方が投資家が集まりやすく集金率が高いです。なのでmaneoの方が運用利回り率が高く、逆に投資家を集めやすくするため他のソーシャルレンディング営業者の利率を高くしています。
ソーシャルレンディングの説明と存在意義
ソーシャルレンディングを一言で言うと「資金が必要な企業と資金運用したい個人投資家をマッチングするサービス」です。
投資家は営業者を通じて借り手企業にお金を貸し、借り手企業は利子を付けて営業者に返済する。営業者は利子を付けて投資家に分配する。
言葉にするとシンプルですね。
- 投資家は余剰資金で投資運用したい
- 借りて企業はお金が必要
- ソーシャルレンディング社はなら間に入ってマッチングさせればお互い喜ぶし、自社は利子の一部を貰えるので黒字確定
というシステムなわけです。
でそもそも疑問なのがなぜ借り手企業は低金利で借りれるはずの銀行で借りないのか?という話だと思います。
企業に対する銀行の融資審査は厳しい
- 創業3年以内の企業
- 担保なし
- 保証なし
- 金融事業をやっている企業
実は例え法人であっても銀行から融資を受けるのは狭き門という現実があります。ちょっとでも枠から外れると資金調達は途端に難しくなります。
アイデアはあるけど金はないという創業したての企業にこそ融資が必要なはずですが銀行から借りれない企業も多いのです。
なので多少金利が高くても個人の投資家から資金調達できるソーシャルレンディングを使うのです。
あとは短期間でお金を集められる(スピード感)、手続きが(銀行と比べると)簡単というメリットもあります。
銀行だと書類→審査→承認まで時間かかるし、面倒ですからね。
maneo(マネオ)の投資商品の特徴
- 投資家への運用利回りは5~8%が多い
- 投資案件の詳細が書かれている(詳しくは後述)
- 取引手数料なし
- 投資期間は1ヶ月~36ヶ月
- 利息は毎月分配
- 元本は分割返済なら毎月分配、一括返済なら最終期日にまとめて分配
と言った感じです。
maneoの1番の特徴はソーシャルレンディング業界1番の大手で案件数が多く安心感があることです。
案件の詳細を見ると分かりますが、運用利回り、期間はもちろん、保証会社の有無、担保の有無、事業内容などかなり細かく情報開示されています。
また過去の貸し倒れや延滞が発生した案件を確認することができます。が、見れば分かりますがほとんど貸し倒れなどは起こってないです。(数件)
ソーシャルレンディング始めるならまずはmaneoからやれば問題ないでしょう。
またmaneoにはブロンズ、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと言ったランクが有り長く投資を続けると運用利回りにボーナス(+◯%)が付きます。
maneoの得意ファンド。融資先企業について
- 不動産事業者(不動産の仕入れ金)
- 中小企業(運転資金目的)
- 再生可能エネルギーの業者(太陽光発電所などの開発資金)
など幅広い投資先を審査して選んでいます。
Pre REIT Fund(プレリートファンド)の得意ファンド。投資商品の特徴
プレリートファンドはその名の通り不動産事業を得意としたソーシャルレンディングの会社です。
そもそもREITが不動産特化の投資信託の意味なのですが、REIT自体がプロのマーケットで一般人向けの市場ではありません。
株やFXと違ってすぐに売り買いしたり、小口で投資することが難しいため素人がちょっとやってみようとなりにくいのです。
また不動産会社にとって資金が必要でも創業したての企業だと銀行からの融資を受けるのが難しいという現実がありました。
そこでプレリートファンドではソーシャルレンディングの仕組みを利用して、不動産会社は資金を集めやすく、また投資家にとっては小口で不動産投資できるように案件を作りました。
プレリートファンドは特に以下の不動産事業者の案件を扱っています。
- ヘルスケア不動産
- ホテル不動産
- レジデンス不動産
- 開発用地および建設代金
ヘルスケア不動産は要は介護施設ですね。これからの時代高齢化がより進むので需要があると判断しての投資です。
ホテルは面白いのがカプセルホテルの高級路線、例えば和風カプセルホテルや綺麗なスパと言ったところがあります。
SmartLend(スマートレンド)の得意ファンド。投資商品の特徴
スマートレンドは金融事業を得意としたソーシャルレンディングの会社です。
- 家賃保証事業
- クレジットカード事業
- 海外の金融業者
投資先企業は上記の感じでいろいろ話しを聞かせてもらったのですが、面白いところに投資してるなーと思いました。
maneoセミナーで教えてもらった案件を選ぶコツ
試しに案件ページを見てみると
項目名 | 説明 |
---|---|
募集総額 | 企業が集める資金の上限 |
案件数 | 何社分の募集を1案件にしているか |
運用利回り(年利) | 投資資金の何%が投資家に分配されるか |
投資可能金額 | 最低いくらから投資可能か |
成立条件 | 投資条件 |
借入期間・返済方法 | 借入期間→最終返済がいつか 返済方法→元本を毎月返済するか、最後に一括返済するか ※期限前返済とある場合前倒しで完済する可能性あり |
こんな風にあります。
多分気になるのは借り手企業が返済不可になった場合の貸し倒れリスクですよね。
- 保全 保証→連帯保証人の有無を意味する。どのような形式で保証契約が成立しているか見れる
- 担保→maneoの各種案件ページで具体的に何を担保にしているのか(不動産抵当権、債権、動産(設備)など)と評価額を確認できる
- 利率→どうやって決まるか
事業内容が黒字化できる案件かが大事ですが、貸し倒れリスクの検討も重要です。
- 借り手企業が返済不可になった場合(倒産など)、まず保全、保証に設定された企業に代理支払いを請求する
- 次に保証でカバーできない場合担保を売却して資金を回収して投資家に返済する
- 担保でもカバーできない場合営業者が借り手企業に取り立てを行う
maneoでは万が一投資先の会社が潰れた場合、上記の手順で資金を回収します。maneoの場合ホームページで過去返済不可となった&返済が遅延した案件を見ることができます。
過去の事例だと「maneoの虎」という案件があってラーメン屋をやりたい人支援する、というプロジェクトがあったのですが、実際オープンしたらあまりうまく行かなかったとのこと。
ソーシャルレンディングの運用利回りはどのように決まるか
ソーシャルレンディング営業者によって異なりますが、基本は信用度が高い企業は運用利回りが低く、逆に低いと高くなる傾向があります。
- 創業年数が浅い企業
- ソーシャルレンディングの返済実績が少ない企業
またその他
- 返済期間は短期より長期のほうが利回りが高くなりやすい
- 利回りが低いと資金が集まらないため投資家が投資しやすい利回り
- 借り手企業が現実的に返済できる利回り
になる傾向があります。
投資家側の運用利回りが高い=借り手企業の返済時の金利が高い
となり高すぎると返済不可になるケースも考えられます。(返済可能か含めて営業社は審査するわけですが)
運用利回りの判断は最終的に投資家が取れるリスクで判断すべきです。
ソーシャルレンディングの案件数の謎
案件数というのは対象案件の投資先の会社数のことです。
案件説明の項目に1案件内に複数案件(複数社)含まれてるのに気づいたでしょうか?これは投資家から見て1回の投資で複数社(最低2社以上)に投資する必要があることを意味します。
これはソーシャルレンディングの営業者に対して国が借り手企業の安全性担保のため、匿名でなければならないと通達しているからです。
例えば借りて企業が実名で公表された場合、不祥事や返済が滞った場合投資家が借り手企業に直接クレームを出す可能性があります。後は殴り込みとか。
匿名性は防止策の1つで、実際ソーシャルレンディングの案件はA社とかB社とか企業を特定される情報は全て伏せられています。
また1案件=1社だとバレる可能性があるので複数社を組み合わせて1案件としなさい、というのが国の方針なのです。
が、ソーシャルレンディング社としては「それでは投資家が案件の正当性、内容精査して投資できないから実名公表や1案件1社で組めるようにしてくれ」と交渉中とのことです。
実際案件説明に事業内容の説明あるから分かる人にはどの会社の事業か分かってしまう気がします。
こんな事情があって案件数(=投資先会社数)は2以上で構成されてます。ただ実際は1社が投資額の95%を占めて2社目は5%という便宜上2社で組み合わせてるけどほぼ1社の案件にする、というケースが多いようです。
ソーシャルレンディング始めるならmaneoが良さそう
行って感じたのは、ソーシャルレンディング楽しそう!ってことです。
ネットや雑誌の説明とかだけだと難しそうだけど説明会行ったら全然できる、って思いました。
始めるならmaneoが良さそうだなーとも思います。
【関連記事】maneo(マネオ)に登録してファンドに10万円入金してみた!新規会員登録の方法と投資手順、メリット、デメリットを解説します。
【関連記事】【初心者向け始め方】ソーシャルレンディング会社のおすすめ比較!maneoやSBI、貸し倒れやトラブルが無い事業者はココ
なおソーシャルレンディングは案件と事業者リスクがあるので分散投資をオススメします。万が一事業者の不祥事があると投資金の返却可能性は低いからです。
ソーシャルレンディング事業者の正しい選び方は以下の記事をチェックしてみてください。事業社はたくさんありますが稼ぎやすい会社は限られ、選び方にコツがあります。