ソーシャルレンディング事業者の選び方
「ソーシャルレンディング始めたい!」
「事業者めっちゃあるけどどれがいいの?」
ソーシャルレンディングは少額から投資でき、利率5~10%あって0.01%しかない銀行預金よりも効率的に資産運用できる方法です。
- 銀行より利率が遥かに高い(平均7%。100万投資したら約7万)
- 不動産投資と比べ始めるまでの敷居が低い(月数万から、1週間もあれば始められる)
- 株やFXのように相場に左右されないから初心者向け(配当7%とあったら7%入ります。マイナスがない)
しかし、何分事業者が多い。大手だけでも10社以上。しかもパッと見違いがわからない。
ということでソーシャルレンディングに20万ほど投資してみた自分が選び方を解説します。
- ソーシャルレンディング知識0、ガチの素人
- 高利率、でも低リスクで初心者向け
- 使い勝手の良い事業者
ソーシャルレンディングのデメリットは安定してる反面、短期で一気に稼ぐのには向いてません。
自己資金と知識があるなら不動産投資の方が稼げます。経費計上できるものが多く節税効果もありますしね。
相場が読めるなら株とかFX、今なら仮想通貨の方が熱いです。
ただ素人でも始めやすく、安定して収入が入るのがメリットです。
ソーシャルレンディング以上に初心者向けの投資はみたことないです。
ソーシャルレンディング事業者を選ぶポイントは?
自分がソーシャルレンディングについて勉強して最初に思った疑問です。
「ソーシャルレンディング事業者、違いがわかんないよ!」
「数ありすぎてわけわからん。ネットで情報集めてもいいことばっか書いてるサイトで余計に迷う」
こんな気持ちでいっぱいでした。「だからわけわからん!」って人には凄く共感できます。
確かにソーシャルレンディング初心者でも始めやすいです。ただそれはちゃんとした事業者を選べた場合の話です。ダメな事業者を選ぶと案件の貸し倒れや最悪事業者そのものが倒産して投資金が無くなって終わります。
一見「ソーシャルレンディングの案件は厳正な審査の上で融資先を検討して、担保もあるので貸し倒れリスク0です!」と書いてあっても
- 業務システム面が整備されておらず、顧客の預り金が把握できてない、不正確な情報を出していた
- 資金の一部を経営者が個人的に流用していた。虚偽の担保表記をしていた
- 融資先が親族経営会社。なので融資先の審査はザルどころか書類不正していた
ってケースがあります。ぶっちゃけみんなのクレジット、ラッキーバンク、クラウドバンクのことなんですけどね。
こういった事業者では今なお争いがあって投資金が返ってこない状態です。
逆に10年以上貸し倒れがほぼ0で安定して運用できる事業者ももちろんいます。一部の事業者の暴走で業界全体のイメージを悪くしただけです。
ただ初心者向け、と言っても信頼できる事業者は限られます。
案件のリスク高い × 事業者のリスクも有る × 投資家が見抜けない=貸し倒れや事業者が倒産!
中身がないどころか投資するとダメージの事業者に存在価値はありません。そうならないために見るべきポイントは以下です。
- 事業者自体の運営が健全で事業者倒産のリスクが少ない
- 年利が7%前後、担保あり、貸し倒れが少ない案件が多い(実際実績もある)
上記ポイントを押さえた事業者は片手で数えられるほどしかありません。これはソーシャルレンディングを実際やってみた自分の経験からいうと間違いないです。
じゃあ実際使ってよかったのは?
1番は圧倒的にmaneoです。業界の最古参で10年以上の実績、案件の豊富さ、リスクとリターンのバランスの良さ、使い勝手の良さがあります。
次点はSBIソーシャルレンディングとオーナーズブックです。
他の会社(グリーンインフラレンディングやクラウドクレジット、LCレンディングなど)はだめじゃないけど先の3つが安定してます。
いのっちのソーシャルレンディング事業者個人評価ベスト3
maneo(マネオ)
OwnersBook(オーナーズブック)
不動産ファンドメインなのがOwnersBook(オーナーズブック)です。
かなり厳選された不動産物件しか扱わないことで有名です。
実際の物件の写真も掲載されるのでファンドのイメージもかなりしやすいです。
SBIソーシャルレンディング
SBIグループのソーシャルレンディング事業社がSBIソーシャルレンディングです。
maneoと同じく10年の実績もあり信用度も高いです。
手堅い案件が多いですが人気すぎてすぐ埋まるのがデメリット。でも登録しておく価値はあります。
ソーシャルレンディング事業者を選ぶコツ
2点あります。
- 事業者自体が健全(事業者倒産のリスクが少ない)
- 良案件多い(年利が7%前後、担保あり、貸し倒れが少ない)
上記はソーシャルレンディングの2つのリスクを意味します。
ソーシャルレンディング自体を簡単に説明すると
- ソーシャルレンディング事業者は融資先を見つけてファンド(融資案件)を作る
- 投資家はソーシャルレンディング事業者の持つファンドに投資する
- ファンド先は利子つけて返済。一部が分配金として投資家に入る
という仕組み。案件と事業者の2つの安全性を判断する必要があるということです。
ただソーシャルレンディング業界で案件が貸し倒れになるケースはほとんどありません。maneoやSBIソーシャルレンディングなど大手は過去の貸し倒れ実績掲載してますがほぼ0です。
それよりも事業者自体が不正をしてダメになるケースが目立ちます。
事業者自体が健全(事業者倒産のリスクが少ない)
先の説明で出した、みんなのクレジット、ラッキーバンク、クラウドバンクは行政指導が入りました。
ようはホームページに掲載したファンド情報にそもそも嘘があったのです。
これじゃいくら案件情報を見て判断してもダメですよね。そもそも掲示情報が間違ってるのだから。
逆に安定してる事業者があります。それがmaneoとSBIソーシャルレンディングです。
ともにソーシャルレンディング業界の中でも大手で10年プレーヤーです。また共に過去実績を出していて貸し倒れはほぼ0。
他の会社も貸し倒れは少ないのですが事業者自体の信頼度ではこの2つが頭一つ飛び抜けてます。
良案件多い(年利が7%前後、担保あり、貸し倒れが少ない)
で案件ですが、まず知ってほしいのは
運用利回り(年利)が高い=貸し倒れリスクも高くなる
ということです。ソーシャルレンディング事業者はファンドの返済金の一部を自社の利益として運用してます。
例えば投資家への運用利回りが7%なら事業者の利益は7%くらい。つまりファンド先の融資の金利は14%です。
結構高いですよね。ソーシャルレンディングを使う会社はそもそも銀行で融資を受けられない企業です。
なのでその分銀行より金利が高い。つまり投資家への運用利回りが高くなるほどファンド先の経営が圧迫したときの貸し倒れ率(返済が滞る)は高くなるのです。
さらに投資家への運用利回りが10%位になると事業者の利益率は10%・・ではなく5%になります。
これは日本の法律で融資の利率の上限が15%になるからです。つまりしわ寄せが事業者に来るのですね。
こうなると事業者の経営が圧迫され、事業者倒産リスクもでます。
ソーシャルレンディングのファンド利回りに7%前後が多いのはこれが理由の1つです。
また上記は日本のファンドの場合で、海外ファンドの場合日本の法律が適用されないので運用利回りが12%とかになったり、無担保になったりしてその分リスクも増えます。
案件の利回り、実績が安定しているのはmaneoとSBIソーシャルレンディング。時点でオーナーズブックですね。
ただし、SBIソーシャルレンディングは案件自体が少なく埋まるのが早すぎて投資できないことが多いのが欠点です。
ソーシャルレンディング事業者は複数登録する
先の説明の通り、maneoとSBIソーシャルレンディング、オーナーズブックが使いやすいです。
ただ実際使うときは複数の事業者に登録しておいたほうがいいです。ソーシャルレンディングの案件は人気が高く埋まりやすいこと。また事業者によって金融系が得意、不動産系が得意、証券が得意、海外ファンドが得意など色が違うからです。
またソーシャルレンディング事業者の登録は1週間ほどかかるため、興味あるファンドが出ても登録してなければ機会損失します。
なので最初に登録だけでもしておくと、稼げる案件が出たときにすぐ投資できます。
やはり初心者向けの投資ならソーシャルレンディングが1番です。投資初心者の自分でもすぐ始められました。
同時に不動産投資にも手を付けてますが、知識と参入障壁が高いのでまだ準備中です。
ソーシャルレンディングでリスク分散して稼ぐコツは案件と事業者を複数取り扱うことです。先の説明の通り事業者リスクもありますからね。なので3つくらい使ってみるくらいが心に余裕ができて実はうまくいったりします。
実際使ってよかったソーシャルレンディング事業者ベスト3
maneo(マネオ)
OwnersBook(オーナーズブック)
不動産ファンドメインなのがOwnersBook(オーナーズブック)です。
かなり厳選された不動産物件しか扱わないことで有名です。
実際の物件の写真も掲載されるのでファンドのイメージもかなりしやすいです。
SBIソーシャルレンディング
SBIグループのソーシャルレンディング事業社がSBIソーシャルレンディングです。
maneoと同じく10年の実績もあり信用度も高いです。
手堅い案件が多いですが人気すぎてすぐ埋まるのがデメリット。でも登録しておく価値はあります。